LAMP 環境の設定
ここではいわゆる "LAMP" サーバーの構築を行います。
LAMP とは通常 Linux, Apache, MySQL, PHP を組み合わせたサーバー環境を指します。
それぞれの頭文字を組み合わせて LAMP (ランプ) というわけです。
ちなみに最後の P は PHP の他、Perl だったり、Python だったりします。私は主に開発でサーバー側のスクリプト言語として PHP と Python をメインで使っているので PHP と Python の設定も行います。
Tasksel で簡単インストール
Debian/Ubuntu には Tasksel というツールがあります。Tasksel を利用することで、事前に定義された特定の目的のために、複数のパッケージをインストールすることが可能です。
Tasksel のタスクの中に LAMP Server というものが定義されているので、これを選択することで必要なパッケージがまとめてインストールされます。これによって Linux, Apache2, MySQL, PHP が構成されます。
Tasksel 自身をインストールするには、次のコマンドでインストールします。
$sudo apt-get install tasksel
Tasksel がインストールできたら、次のコマンドで LAMP サーバーのインストールを開始します。
$sudo tasksel install lamp-server
必要に応じてパッケージをダウンロードします。ダウンロードが完了したら MySQL の root パスワードを聞かれるので、パスワードを設定します。
処理が終わると、ブラウザから http://localhost/ を要求することで Apache の起動が確認できます。
その他、必要に応じていくつか設定します。私は Apache の UserDir モジュールと、スクリプト言語として Python を使うので次の設定を行います。